でも、朝まで見つからなかった。 そして、雨水が海に電話してそれから良壱に連絡が来る。 その時見た、あたしの姿は良壱曰わく 「血の池に落ちた奴かと思った」 らしい。 そこまで酷い気はしていなかったから、驚いた。 そして、良壱も夏弥も学校には行かないといけないから、あたしを面倒見れない。 良壱の家でもしも一人の時に目を覚ましたら、また出て行くかもしれないと考えて。 ここ、夏弥と良壱の家族のいる家に置いていた、ということ。 夏弥も今は一人暮らしらしい。