なんで、自分には家族も兄弟もなく。 夏弥は全てに恵まれているのか。 良壱が唯一持っているのは、多額の金と喧嘩をする力だけ。 夏弥も良壱の追い込みに対立した。 このまま族ごと飲み込んでしまえば、静められると考えたから。 現実は甘くなかった。 対立の溝は深まり、良壱と夏弥の父親が納めた北街もを巻き込み、2つに割れた。 そして最後の抗争となった時、あたしが割り込んできた。 あたしは知らない。 その事を知らなかった。 でも、今の説明で二年前の事を全て思いだした。