本当に行きやがった。 てゆーか、なんであたしの家知ってんの!? ここらじゃ結構大きい方の高級マンションの前でバイクが止められる。 「那瑠の家って大きいね。」 って夏弥が言った。 あたしはすかさず、天然夏弥の事だから 「夏弥、このマンション全部があたしのじゃないんだからね?604号室ってのだけだよ。」 と説明した。 「わかってるよ。」 あははっと夏弥は笑っていた。