ただ横を通りすぎるだけなのに…


心が…ずきっって痛むんだ…



なんか無愛想な態度をとった後ろめたさがあたしを襲う…



そんな事気にしても仕方がないのに…



こうするしかないのだから……



「絢斗!!!!!!!」



急に聞こえて来たあの声…



「明日香!!!!!!!」



……やっぱり…



初めは…あたしを待ってくれたのかな????なんて思ってた…



絢斗は、中学生の時にも見たことのない笑顔で、明日香さんと笑いあっている…



その度に胸が包丁で刺されるような気持ち…