「どうして…凛が琉菜の結婚式にいるの???」



そうか…



絢斗はまだあたしが同級生の事、分からないんだ…



分かっていた事なのに…ショック。



「分からない???あたし…本名、真琴凛だよ???」



“真琴凛”



そう名前を出した瞬間…



絢斗はかなりのびっくりした表情だった……――



そんなにあたしは変わってないはずなのに…



そりゃそうか…



あたしなんて視界の中に無かったから…顔すら覚えていないとか???