「僕は…もう一人じゃないから
一人で解決することが、大変だったとしても莉子が助けてくれるでしょ?」

「もちろん!
相談しないで、一人で悶々としてるほうが嫌よ」

「ねっ」

藤城君がにこっと笑う

「莉子、夏休みになったら…話したいことがあるんだ
終業式が終わったら、勇人さんの家に行くから
家にいてよ」

「う…うん」

「約束だよ」

私はこくんと頷いた

何の話をするつもりなのだろう?