逆ハーレム~俺様彼氏の上半身は超セクシー!?~

「静奈には関係ないでしょ?」



「関係あるの!あたしのなんだから!浩介は」



あったま来た!絶対浩介はあげないんだから……誰にも。



「怒っている静奈も可愛いよ?」



静留姉から退くと、浩介があたしの手の甲に口付けをしながら囁いてくる。



「ギャー!ダーリンが!」


「ちっ……行くよ萩原さん」



「ダーリンが……!!」



裕斗様は、怒りながらも静留姉をお姫様抱っこで持ち上げ去って行った。



『ダーリン!』



良かった。これで、浩介はあたしの物だよ。



安堵した途端に、浩介があたしの上におぶさってくる。



「さぁ、遠子にママ。裕くんとセバスチャンもさっさっとデパートにでも行こうか」



「え?あの!あたし……」


あたしと浩介を二人にする気なのは分かるけど。あからさまじゃない?



それに……



「静奈は、まだ子供だから良かったじゃない。これで、大人になれるわね?」