高校三年の冬。 私は性にも合わず、あの高校に行った。 なんか。 来なきゃ良かった。 私は門の前で立ち止まる。 「石月っ。」 「志緒ちゃんっ。」 同時に声がする。 香と菜月だ。 「久しぶり。」 「いつまでいるの?」 「冬休み中はずっと。」 「じゃぁ。今度遊ぼーね。」 嵐が通り過ぎたように、辺りが静かになった。 確かに、菜月や波崎にも会いたかったけど。 私は校門を見た。