「な…何してるの。」 走ってきたから、呼吸を整えてから話をする。 「俺、こう見えても栽培委員なんだ。だから、土解してんの。」 「そうなんだ。」 隣に座った。 「なんかあった?」 江鳩くんはスコップを花壇に置いて、聞く。 「…言えるように、なったから。」 私は言う。 「うん。」 聞くよ、そうゆう風に江鳩くんは頷いた。