おば様の胸を借りて泣きじゃくった…

絋希さんの苦しそうな顔を見てからどれくらい経っただろう……。


外はもう暗くなっていた。

「ごめんなさい、おば様。服を汚してしまって…」

私が慌てて離れると
「あら、離れちゃうの?娘ができたみたいで嬉しかったのに」
と笑っていた。

おば様の笑顔を見たことで安心したのか、私に睡魔が襲ってきた。


「優さんには連絡してあるら、寝ても大丈夫よ」

美希さんの手が優しく私の頭に乗ったのを確認してから、私は眠りについた……。



私は思い出しかけていた記憶を探した――――‥。

そしてまたあの頃の夢を見ることになった……。