放課後、愛里の彼氏の高校に行くことになった。


行くことあまり考えて無かった自分が悪かったんだろうけど、


そこの高校、私の中学校出身の人多かったんだよ…


気づいたのは高校に着いてからでもう遅かった。


今更帰れないしなぁ…


「あれ、高石じゃね?」

「マジで!うわ、彼氏でも待ってんじゃないの!?」

「その彼氏マジ可哀想ー」


聞こえてるっつーの。


愛里は私に気付かず彼氏待ってる。



もう二度と来ねぇ!!


「大丈夫?」



そう言ってきたのは愛里でもましてやその彼氏でもなく、そして同中出身の奴でもなく、


まったく知らない人だった。