「で…でも…」 私がウジウジすると、愛里は軽く『はぁ…』とため息をついた。 『そんなことじゃあ、八重野さんに嫌われるよっ!?』 「え!?やだっ!」 つい、電話っていうことを忘れてぶんっぶんと首を振った。