「八重野先輩ーっ!そろそろ準備しましょうよ!」


怜君が遠くから呼んでいた。


「おう!今行く!」


そう、八重野さんは怜君に言った。


「んじゃ楽しんでね」


ポンポンと私の頭を叩いて行く。


やばい。


今、私、超顔真っ赤なんですけど…


「梨華、どしたの?」

そう、言われたけど、赤くなった顔を冷やすのに必死だった。