籠目 籠目

午前1時――。


だんだんと眠くなってくる。
ガムを噛んだりしながら
眠気を頑張って飛ばす。


由美が出てくる気配はない。


やっぱり、隙ができたら
襲いにくるのだろう。

だから寝てはいけない―

寝ては―――。


そう思いながらも、
軽く寝そうになった時だった。