数日に渡って、
ヨースケとナツがアキバ周辺を探したが、
犬のヘレムを捕まえることはできなかった。
ただ、いくつかの店で見かけられたり、
抱き上げられていたようで、
憶えている店員が結構いた。
それによると、
万世橋から神田方向に向かったらしかった。
そんなある日、
遅めの昼休みの間だけでも手伝うというナツを連れて
ヨースケは駅前のペットショップ兼ケンネル《わん!doll》
の近くを通りかかった。
「アキバにペットショップなんてあったっけ?」
「ふぃくしょん、ですからっっ」
「へ???」
「ぃえ、こっちのハナシです。
れれ、なんかぁったンですかネ?」
ヨースケとナツがアキバ周辺を探したが、
犬のヘレムを捕まえることはできなかった。
ただ、いくつかの店で見かけられたり、
抱き上げられていたようで、
憶えている店員が結構いた。
それによると、
万世橋から神田方向に向かったらしかった。
そんなある日、
遅めの昼休みの間だけでも手伝うというナツを連れて
ヨースケは駅前のペットショップ兼ケンネル《わん!doll》
の近くを通りかかった。
「アキバにペットショップなんてあったっけ?」
「ふぃくしょん、ですからっっ」
「へ???」
「ぃえ、こっちのハナシです。
れれ、なんかぁったンですかネ?」