一年の始まりに大翔君に会えるのは嬉しいけど、マナと一緒。 「お正月は私も親戚の家に行かないといけないから、わからないやぁ。」 2日からは、バイトが入っているから、行くなら元日しかない。行かないとウルサイ親戚。 「夜に電話するよ。」 頼まれた物を全てカゴに入れたので、二人で冷凍庫を出る。 真冬なのに、冷凍庫が寒かったせいか、外は暖かい気がした。 カゴを持つため、手を伸ばすより先に、大翔君が私の分のカゴを持ってくれた。