「え?」 「思い出せよ。ムリして自分を抑え込むな。」 頬を挟まれてた手が離れた。 そして、たくの胸の中へ。 たくのぬくもりを感じる。 「でも・・」 「優輝ってやつとの思い出はつらい思い出なのか?」 「・・違う。」 「なら思い出せばいい。思い出すたびに泣いていいんだ。俺が・・そばにいるから。俺が愛美を支えるから。」