目を開ける。


「たく・・」


「見つけた。」


たくは肩で息をしてる。


ごめん、また迷惑かけちゃった。


「ごめん。戻ろっか?」


「いや、ちょっと休憩させて」


たくが私の隣に座る。


「・・沙耶ちゃんから聞いたよ。」


「何を?」


「優輝っていう人の話。」


「・・・」


「俺は愛美を苦しませてきたのか?」


「え?」


「我慢して、俺と会ってた?」