走って走って。 私は海にたどり着いた。 砂浜に寝転ぶ。 波の音と満天の星。 まただ。 たくは優輝じゃないのに。 あの笑顔を見ただけで思い出す。 それほど好きだったの。 大好きだったの。 愛していたの・・。 でもきっと。 優輝はこんな私のこと好きじゃないよね? 目を閉じる。 しばらく波の音だけ感じていた。 「・・愛美」