星に願いを



「お仕置きだな。」


そう言って、浮き輪をくるくる回す。


「やっ目まわる~!」


そう言ってもなかなかやめてもらえない。


お仕置きが終わったあと、私は視界がぐるぐるしていた。


ちょっと目を閉じる。


「楽しかった?」


その声で目を開ける。


そこには、同じ目の高さのたくがいた。


私が水をかけたせいで、少し髪が濡れてて色っぽい。


自分の顔が少し赤くなるのがわかる。


たくが優しく微笑む。


少しの間だったと思う。


私にとってはとても長かったけど、お互い見つめあっていた。


「おーい!たく、愛美ちゃん!」