ニヤニヤと顔を近づけてくる。


「違うもん・・」


「ふーん、そう?俺は優輝さんにやきまくりだけど?」


「へ?」


あたふたする私を見て、クスッと笑った。


「やくなよ、バカ」


「ひどい!やいたからって・・」


「やっぱりやいたんだ?」


「あ」


バレた・・相変わらずたくは意地悪だ。


ため息をこぼすと、たくの唇が私の耳へ移動した。


「クリスマスの日、ベットで言ったこと忘れた?」


「っ・・!」


クリスマス・・思い出しただけで、顔が赤くなる。