カタンカタンと電車に揺られ、外の景色を見る。 電車を降りて、とぼとぼと歩いた。 心臓がばくばくしてる。 少し震えながら、やっと目的地に辿り着いた。 ゆっくり息を吐き、その場にしゃがみ込む。 「久しぶり・・・優輝」 そう。 着いたのは、優輝のお墓。 優輝が亡くなったとき以来、5年ぶりだった。