たくが優しく微笑む。


ドキドキが止まらないよ・・。


たくに手を引っ張られ、たくのもう片方の手が、私の腰あたりへ。


「愛美、足元気をつけろよ。」


「うん。」


「俺がリードするから。俺に全部任せて。」


たくのばか。


どれだけ私をドキドキさせるんだろう?


私のドキドキ、たくに伝わってますか?


それからたくの言う通り、私はすべてたくに任せた。


本当にお姫様になった気分で、とても楽しかった。


たくの素の笑顔。


踊ってる時間、私だけが独占できたような感じがした。


「たくって踊れるんだ?」