星に願いを



なぜなら、女が寄ってくるから。


俺はモテるらしい。


響が言ってたからほんとかわ微妙。


寄ってくる女にいちいち笑わないといけない。


怒鳴るわけにもいかないし。


俺は愛美が隣にいるだけで十分なのに。


そしたら、いきなりキスされた。


一瞬のことで何が起こったかわからなかった。


理解したときに、愛美が走っていくのが見えた。


すぐさま追いかける。


変な奴にからまれていないか心配でしょうがなかった。


でも、愛美が笑ったのを見て安心した。


「愛美」


もう一度愛美を抱きしめる。


愛美は抵抗しない。


愛美、なんであのとき逃げたんだ?