『郁、電話してみたら?』 「え?こんな時間に?」 『こんな時間って…あたしとも話してるじゃない』 「ん…」 携帯の相手は早紀だった。 話し始めてから、かれこれ3時間。 始めはちょっとした用事でかかってきた電話が… いつの間にか、僕の恋愛相談になっていた。