ただ。 じっとしていると、頭にはさっきの2人の姿ばかり浮かんでくる。 今までに感じたことのない喪失感。 哀しみが… 胸の中に広がった。 帰ろう。 そう思うのに、足はまったく動いてくれない。 体までおかしくなったのか? 「…は」 「郁?」 「ははは…」 もう笑うしかない…。