君の肩越しに見えた景色【短編】



「ごめん…」

「ごめん…って…意味が分からないよ…どうして…?」




「お前に無視されたのが…ショックだった…」



「えっ…?」






「お前は、愛子は覚えていないかもしれないけど…俺と愛子は、小さい頃、何度か遊んだ事があったんだよ。」


「えっ…?」



「あの頃、愛子は、いつも笑ってた…いつも笑顔で、みんなと仲良しで…よく話す、凄く明るい女の子だった…」



「アタシが…?」



「あぁ…愛子が…愛子は、凄く笑顔の似合う女の子だった…


俺は…そんな愛子に会いたいて、何度も公園に行ったんだ。」



「公園…」


「あぁ…俺達が、まだ5歳の頃さ…」



「5歳の頃…」


確かに、あの頃のアタシは

今とは、まるで…違う人間だった気がする…



「あの頃…何度も愛子に話しかけた…だけど…いつの日か…俺は、愛子に話しかける事をやめた…」


「どうして…?」