時計の針はもう6時を指している。





「じゃあそろそろかたずけよっか!」




リーダーであるギター担当の桃子が声をかけた。



今日も長かったなー…











あたし、高一の島崎香代っていいます。




部活は軽音楽部で、担当は花形的存在なヴォーカル♪♪♪



メンバーの桃子・恵理・華とも打ち解けて今では超大親友なのですっ!!




これなら、メジャーデビューも夢じゃない!(←馬鹿)












「今日も疲れたねー」


「けど皆上手くなってきたよねっ!」




…またでた、華ちゃんスマイル。






華ちゃんはベース上手いし頭いいし何より笑顔が可愛すぎるんだよね。




あたしが男だったらソッコーで惚れてたわ~…














なんて平和なこと考えながら帰りの支度をしていると…







「もーもーこーっ!」




突然練習に使っていた教室のドアが開いて、二人の男が入ってきた。




一人は茶髪でいかにもちゃらけてるって感じの人。多分さっきの声はこの人だろう。



もう一人は金髪が凄く綺麗ではあるけど、どことなくぱっとしない感じの人だ。






あんまあたしは興味ないけど。

















っていうか…………