さすがにベスト4まで残った強豪で、今までのように簡単には攻撃させてもらえない。


前半残りわずかな時間に相手に先制され、前半を0-1でリードされたまま終わることになってしまった。


しばらくすると、後半が開始された。


後半始まって10分くらいたったころ、弾かれたボールを修斗が拾い、右足を振り抜いた。


「入った!」


スタンドが盛り上がり、ピッチの上でも選手が喜んでる。


後半も残り5分、相手を見ると、だんだんパスミスが多くなってきているのが分かった。


それに比べてうちのチームは、ちゃんとパスが回ってる。


「あっ、入れ!」


右サイドの山本君からボールが上がり、フォワードの頭に合う。


後半残りわずかだった。


フォワードは合わせたボールは、綺麗にゴールに収まった。


喜び合う選手たち。


それから数分、試合終了のホイッスルが鳴らされた。


準決勝、2-1で勝利。