君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「意味分かんない」


修斗は納得してるけど、私は意味が分からなくて一人首をかしげる。


「里穂の場合は期待じゃない。里穂は、俺のこと信じてくれてるだろ?だから、期待とは違う」


「うん。なんとなくわかった」


修斗ならやってくれる、という期待。


でも私の場合は、ちょっと違うかもしれない。


修斗ならやってくれる、って信じてるから。


期待することと信じることは、やっぱ違うと思う。


「次も信じてるからね。絶対勝つって」


「おう」


準決勝の前日、バスに乗って前と同じホテルに移動した。


準決勝からは、45分ハーフ。


そして、試合会場はあの国立競技場。


準決勝当日は、少し曇り空で気温が低く寒かった。


審判のホイッスルが吹かれて、試合が始まる。