君の隣~サッカーボールを追いかけて~

準々決勝。


少し風は強いけど、天気は良好。


相手は、総体で当たったチームだった。


連戦の疲れも見せないで、修斗は動き回る。


修斗のパスを山本君が受け、ゴール前にボールを上げる。


それをうちのフォワードが頭で合わせ、先制。


しばらく相手に攻められる時間が続くも、修斗がロングシュートを放ち2点目を決めた。


後半になって相手に1点入れられるも、試合は2-1でうちの勝ち。


準々決勝が終わり、一回地元に戻る。


3学期の始業式の日、学校に行くと全ての話題はサッカー部のこと。


みんなの期待がどれほど大きいか分かる。


「みんな期待してるね」


「そりゃそうだろ。あと2つ勝てば全国優勝だぞ」


体育館で行われた始業式の校長先生の話も、選手権のことだった。


教室に戻って足を横に投げだして席に座り、後ろの修斗と話をする。