君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「でも、なんでそれが急にプロ?」


「県の予選からずっと見てて、もう少し身体を大きくしたらプロでもすぐ使えるからって」


「昨日の放課後スカウトの人が来て、おばさんも混じって話し合い?」


「ああ」


それが、昨日から修斗が悩んでたことだったのか。


「大学、受かってるもんね」


「ああ」


きっと大学受かる前なら、こんなに悩むことなかったんだと思う。


「もう入学金とかは?」


「まだ。でも2週間後」


「そっか」


2週間後には大学の入学金なんかも払わないと、せっかく受かった大学も辞退したんだと思われて入学取り消しになってしまう。


「部屋来る?」


いつの間にか、私の家の前に着いてしまっていた。


「夕飯食べてから行く。窓開けといて」