君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「今までお世話になった方、今まで戦ってきた相手、全ての人の思いを背負って、全国で戦って来たいと思います」


「目指すは?」


またマイクが向けられる。


「優勝。それだけです」


力強くそう答えた修斗に、大きな拍手が送られる。


この大会で、修斗はMVPをもらった。


バスでスタジアムを後にし、学校に帰ってくる。


山田先生の話を聞き、今日は解散。


「おめでとう、修斗」


「それはまだ早いだろ?」


二人で家までの道を歩いてるときに祝福の言葉を掛けるも、頭をコツンと小突かれてしまう。


「おめでとうは、選手権優勝してから言って欲しい」


「えーじゃあ・・・」


なんて言葉が一番いいんだろう?


修斗に手を引っ張られながら、一生懸命考える。