君の隣~サッカーボールを追いかけて~

ここからは、時間が過ぎるのを遅く感じた。


攻めて攻められての繰り返し。


相手だってまだ諦めてないし、うちのチームだってこれ以上点はあげられない。


「もう少しだよ」


応援にも熱が入る。


あと5分。


過ぎてるようで過ぎてない時間がもどかしい。


「行け!」


修斗がボールを持って攻め上がる。


「シュート!」


ゴール20メートルくらい前から修斗がボールを放った。


そのボールは、大きくゴールを超えて行く。


相手キーパーのゴールキック。


相手がボールを拾う。


最後の攻めだといわんばかりの勢いで、うちの陣地を駆け上がってくる。