君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「そう。なんだか二人とも大人ね」


「離れるけど、離れないから俺たちは」


「うん。つながってる自信あるよ」


どんなに二人に距離が出来ても、心はつながってる自信ある。


「あーあ。なんかラブラブ過ぎて嫌になっちゃう」


安藤さんはため息をつくと、カメラを構えた。


「写真撮ったげる。笑って」


急にどうしたんだろうって二人で顔を見合わせてしまったけど、せっかくだから撮ってもらうことにした。


「二人の未来が輝きますように」


そう言って安藤さんは、シャッターを押した。


「うん。修斗君の顔、やっぱこっちの方がいいや」


「なっ、安藤さん。それはもういいでしょ」


また修斗の顔が赤くなる。


「試合頑張ってね。里穂ちゃんも受験。写真は出来たらあげるからね」


「はい。ありがとうございます」