「いやね、ラブラブだなって思って」
そう言われて慌てて手を離す。
「この写真、新聞に載せちゃおうかしら」
「へっ?ダメだよ、そんなの」
さっきの音は写真を撮られた音だったんだと思うと共に、それは絶対ダメと首を横に振って否定する。
「嘘よ、里穂ちゃん。載せないから」
そう言って安藤さんはクスクス笑った。
「でもね、サッカーしてる修斗君とは違う顔が撮れてよかったわよ」
「違う顔?」
どんなですか?って聞くと、そうねっと言って、サッカーやってるときは真剣そのものでカッコいいって誰もが思う顔してるわ、と教えてくれた。
「でもさっきの顔はね、すっごく穏やかでああ里穂ちゃんのこと信頼してるんだなって分かる顔」
「そうなの、修斗?」
安藤さんから修斗に顔を移すと、暗い中の薄明かりでも分かるくらいに修斗の顔は赤くなっていた。
それを見て、なんだか私まで顔が赤くなるのを感じた。
私も修斗を信頼してるけど、修斗も私のこと信頼してるってことだよね。
そう言われて慌てて手を離す。
「この写真、新聞に載せちゃおうかしら」
「へっ?ダメだよ、そんなの」
さっきの音は写真を撮られた音だったんだと思うと共に、それは絶対ダメと首を横に振って否定する。
「嘘よ、里穂ちゃん。載せないから」
そう言って安藤さんはクスクス笑った。
「でもね、サッカーしてる修斗君とは違う顔が撮れてよかったわよ」
「違う顔?」
どんなですか?って聞くと、そうねっと言って、サッカーやってるときは真剣そのものでカッコいいって誰もが思う顔してるわ、と教えてくれた。
「でもさっきの顔はね、すっごく穏やかでああ里穂ちゃんのこと信頼してるんだなって分かる顔」
「そうなの、修斗?」
安藤さんから修斗に顔を移すと、暗い中の薄明かりでも分かるくらいに修斗の顔は赤くなっていた。
それを見て、なんだか私まで顔が赤くなるのを感じた。
私も修斗を信頼してるけど、修斗も私のこと信頼してるってことだよね。