君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「みんな、どうだった?」


「怒ってる奴もいれば、動揺してる奴もいる。桜井を軽蔑してる奴もいた」


「そっか」


いつもより元気のない部活が終わり、家に帰る道でも話すことは桜井君のこと。


「暗くなっちゃうね。早く帰ろう」


「ああ」


夕焼けの赤い空から、夜が迫ってることを教える黒い空になりつつある。


このまま、私たちサッカー部は夜の闇の飲み込まれてしまうんだろうか?


それとも、夜の空に輝く星が道しるべとなり、再び太陽の輝く外に連れ出してくれるんだろうか?


俺は、諦めてない。


さっきの修斗の言葉を思い出す。


「修斗」


「ん?」


「大丈夫、だよね」


自分に言い聞かすように言った言葉に、修斗は当たり前だろ?と言わんばかりの笑顔を向けてくれた。