君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「洋服見に行くでしょ~あと映画も見て~」


楽しいことを想像すると、なんだか熱で辛いのが和らいでく感じがする。


風邪引いちゃったけど修斗とこうして過ごせるならいいかな~って思う私は、悪い子かな?


「寝ろ、里穂」


「ん」


頭をなでてくれる修斗の手が気持ちいい。


「おやすみ、里穂」


最後に修斗の優しい声を聞いて、私は眠りに落ちていった。


そのあと仕事から帰って来たお母さんに病院に連れて行ってもらった。


風邪と夏バテが、一気に私の身体を襲って来たらしい。


食べれる物はしっかり食べて、寝てれば治るって言われた。


修斗はもう、私の部屋は立ち入り禁止。


だから、熱は?なんてメールがよく流れてきた。


病院行ったからってそんなにすぐに熱が下がるわけじゃないし、実際私の体温は上がったり下がったりの繰り返し。


ほんとは修斗が合宿行くまでに下がってデート出来ることを期待してたんだけど、その期待はものの見事に外れ修斗の出発の日が来てしまった。