君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「修斗は世話好きだね」


「バーカ。どっかの誰かが俺に世話かけてんだろ?」


ぐっと鼻をつままれた。


「苦しいじゃん」


「里穂がいけないんだろ?こんなに晴れてるのにな~」


恨めしそうに窓から空を見上げる修斗。


「ごめんね」


「別にいいよ。予定は変わったけど、里穂といられるわけだし」


恥ずかしいのか少し頬を赤くした修斗が、ベットに背を向けて胡坐をかいて床に座った。


「うつるから、帰る?」


「おばさん帰って来るまでいるって約束したから」


「うん。修斗」


こっちを向いていない方が風邪がうつらないかなとも思ったけど、背中を向けられてるのが悲しくて思わず名前を呼んでしまう。


「なに?」


「帰らないなら、こっち向いて」