君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「うん」


ぶつかったおでこから伝わってくる修斗の体温が、熱のある私のおでこにはちょうどいい温度だった。


「寝ろ、里穂」


「ん」


ベットに寝っ転がると、修斗が布団を掛けてくれた。


ゆっくり私の髪をなでてくれる。


大きくて、少しゴツゴツした修斗の手。


やっぱり大好きだなって思いながら、いつの間にか眠りに落ちていった。


最初は、ぐっすり眠れてた。


「んっ・・・はぁはぁ」


でもだんだん、眠ってるはずなのに苦しくて、眠ってるはずなのに涙が流れているのを感じた。


「・・・穂。里穂」


「んっ・・・」


遠くで修斗の声が聞こえて、ゆっくり意識を浮上させると、心配そうな顔をした修斗が私を覗いていた。


「里穂、大丈夫か?」