実は修斗、U-18日本代表の強化合宿に呼ばれたの。
総体を見に来ていたU-18の監督さんが修斗を見てみたいって言ってくれて、ちょうどその合宿に参加する予定だったどこかのJリーグのユースの子が怪我して空きが出来て、修斗が緊急参加。
5日後に合宿が予定されてるから、修斗に風邪をうつすわけにはいかない。
せっかくのチャンスだもん。
万全の体調で、合宿に参加して欲しい。
「でも、デートしたかったな」
送信しましたの画面を見ながら、今日何度目か分からないため息をついた。
そのままケータイの電源を落とす。
「9時か」
時計を睨んだって熱は下がるはずもなく、もう眠ってしまおうと思って目を閉じた。
眠ってるんだか眠ってないんだか分からないフワフワした意識の中で、トントンと何かを叩く音を聞いた。
「ん?」
夢でないことは確かで、重い瞼をゆっくり開く。
どうやらトントンの原因は、私の部屋のドアを叩く音だったらしい。
「廉?」
総体を見に来ていたU-18の監督さんが修斗を見てみたいって言ってくれて、ちょうどその合宿に参加する予定だったどこかのJリーグのユースの子が怪我して空きが出来て、修斗が緊急参加。
5日後に合宿が予定されてるから、修斗に風邪をうつすわけにはいかない。
せっかくのチャンスだもん。
万全の体調で、合宿に参加して欲しい。
「でも、デートしたかったな」
送信しましたの画面を見ながら、今日何度目か分からないため息をついた。
そのままケータイの電源を落とす。
「9時か」
時計を睨んだって熱は下がるはずもなく、もう眠ってしまおうと思って目を閉じた。
眠ってるんだか眠ってないんだか分からないフワフワした意識の中で、トントンと何かを叩く音を聞いた。
「ん?」
夢でないことは確かで、重い瞼をゆっくり開く。
どうやらトントンの原因は、私の部屋のドアを叩く音だったらしい。
「廉?」