君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「修斗、頑張ってるから」


「そうね。勝っても負けても、帰ってきたら盛大にお祝いしないと」


おばさんは笑顔でそう言うと、他の選手の親と見てくると言って階段を上って行った。


試合時間が近づくにつれて高まる緊張感。


ユニフォーム姿の選手が、ピッチに姿を現した。


円陣を組んでピッチに広がる。


うちのチームからキックオフ。


審判のホイッスルが、雲ひとつない空に響き渡った。


すぐにボールが修斗に渡る。


ドリブルで仕掛け、相手に囲まれる前に右サイドにパス。


ボールを受け取った山本君が、サイドを駆け上がる。


ゴール前に来たところで、ペースダウン。


相手のディフェンスと1対1の勝負で、ボールを外に弾き出されてしまう。


スローインを入れて、もう一度ゴール前で相手と駆け引き。


一瞬の隙を突かれて、相手にボールを持っていかれる。