君の隣~サッカーボールを追いかけて~

クルっと身体の向きを変えて、私を抱きしめる。


修斗に抱きしめられると、なんでかとっても安心するんだ。


「総体終わったらさ」


「ん?」


「1週間休みじゃん」


「うん」


「たまにはどっか出掛けるか?」


「いいの?」


修斗の胸から、勢いよく顔を上げる。


「これからも部活ばっかだし、たまにはな」


「嬉しい。映画も見たいし、買い物もしたい」


「わかった」


修斗がくしゃくしゃと私の髪をなでる。


「そのときは、サッカーのこと忘れようね」


「ああ」