君の隣~サッカーボールを追いかけて~

ワーと盛り上がる観客席。


もう静かに座ってられなくて、みんな立ち上がっていた。


修斗、すごいね。


今まで頑張って来たから、今活躍出来てるんだね。


右手を高々と突き上げる修斗の姿が、グランドの上で輝いていた。


一回戦は修斗の活躍で、無事に勝つことが出来た。


「今日の試合、めっちゃよかったですよね~」


泊まってるホテルで選手のユニフォームを洗濯機にかけてるとき、優実ちゃんが誰ともなく呟いた。


「ほんと。サッカーの試合って、こんなに楽しかったんですね」


優実ちゃんの声に興奮気味に口をはさんだのは、1年生二人。


「でしょ~サッカーって楽しいんだよ。こんなに選手が活躍してくれると、マネージャーのしがいもあるよね」


「はい!」


なんだかんだ言って、優実ちゃんと1年生二人は仲良くやってる。


「ほら、しゃべってないで、次のことしてよ」


「はーい」