君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「そろそろ帰るか?」


「うん。あんまり遅くなると、怒られちゃうよね」


「里穂ん家、今日はおばさん居るのか?」


「いるよ」


「じゃあ、母さんとおばさんに怒られないうちに帰るか」


「そうだね。あの二人に怒られたら、めっちゃ怖いもん」


修斗が先に、ジャングルジムを下りていく。


「里穂、ゆっくり下りろよ」


「うん。落ちないように、頑張る」


「お前が言うと、本気で落ちそう」


「ひどいな~」


でも実際、下りるのは結構怖かった。


「はー怖かった」


地面に両足を着いて、やっと一息。


「見てるこっちが怖いし」