君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「僕と、結婚してくれませんか?」


「はい。喜んで」


「ぷっ・・・あはは」


二人で吹き出してしまった。


さっき風船に願い事書いたときに、思い出したの。


幼稚園のとき、お互いの短冊にはこう書いてあったこと。


りほとけっこんできますように。


しゅうととけっこんできますように。


七夕の夜、修斗が私にプロポーズしてきた。


ぼくと、けっこんしてくれませんか?って。


私の答えは、はい、よろこんで。


幼い、私たちの願い。


修斗の唇が、ゆっくり私の唇に触れた。


いつか俺たちが、結婚出来ますように。


さっき風船に書いた、今の私たちの願い。