君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「ねえ、修斗」


「なに?」


「修斗は幼稚園のとき、短冊に何書いた?」


「俺?俺は、何だっけな?もう忘れた。里穂は?」


「私も、あんまり覚えてないや」


「時々、こうやって星見たよな」


「うん。お母さんたち、よく捜しに来たよね」


「ああ。散々怒られたっけ」


「なんでだろうね?星見てると、時間たつの忘れちゃうんだよね」


「なんでだろうな?」


「修斗、ちょっと持ってって」


「ああ」


修斗に風船を渡して、制服のポケットからさっき買ったチョコを出した。


包み紙を開ける。


「修斗、口開けて」