君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「ばれた?」


「ばればれ」


紐付きの風船を右手で持って、左手を修斗とつなぐ。


「久々に上るか。ジャングルジム」


「うん」


着いた場所は、いつもの公園。


ジャングルジムに上ると、星が綺麗に見えるの。


小学生の頃、よくジャングルジムの上で二人で星を見た。


それで、あまりに家に帰って来るのが遅いから、お母さんたちがよく捜しに来たっけ。


まあそれで、散々怒られたんだけど。


荷物を置いて、ジャングルジムに足をかける。


「あっ、修斗」


「なに?」


「これ持って、上ってくれない?」


そう言って、風船を差し出した。