君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「始まる」


修斗が先頭で、選手が入場してきた。


修斗の左腕には、キャプテンマーク。


キャプテンマーク、すごく似合ってる。


あいさつを終えて、選手がピッチに広がる。


審判のホイッスルが鳴らされて、試合が始まった。


準決勝までくると、もうほとんど勝ち残って来る学校が決まってる。


うちのチームの対戦相手は、ちょうど1年前決勝で戦った学校。


「あードキドキする」


「ですよね~」


私も、私の隣にいる優実ちゃんも、なんだか落ち着かない。


相手は去年うちのチームに負けた。


だから今年は勝とうと、必死にやってくるはずだ。


試合は両チーム譲らないまま、前半終了に近づいていく。


「前半は、0-0かな」