君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「恥ずかしいから、一回しか言わない」


「えっ?うん」


ほんとに恥ずかしいのか、修斗の顔は真っ赤だった。


「その・・・ありがとな」


修斗がぼそっと言った。


「なにが?」


私、お礼を言われるようなことしたっけ?


「里穂がいなかったら、俺頑張れなかった」


「修斗・・・」


「お前がいたから、頑張ろうって思えたから」


「私は別に・・・修斗が一生懸命やったからだよ?修斗が毎日毎日、リハビリ頑張ったから」


「里穂」


「だから私、すっごく嬉しい!修斗のサッカーやってる姿見ると、胸がねドキドキするの」


「なんだよ、それ」


修斗が少し笑った。